名古屋二木会様の講演に講師として参加させて頂きました。

藤巻の声を聞きたいんだ

1.藤巻満の紹介

株式会社 オー・ド・ヴィー 代表の藤巻満と申します。
私どもの会社、株式会社オー・ド・ヴィーは、「おもてなしを大切にした名古屋一の感動フレンチレストランを創る」というヴィジョンを掲げる感動創造業であり、売上構成比は結婚式および披露宴が9割を占めております。
私は名士の恵まれた家庭に生まれ、一流大学を卒業し、上場企業に入社し、順風満帆に今まで苦労なく育ってきた人間・・・では全くありません。
どちらかというと一般的にあまり恵まれた家庭環境ではありませんでしたし、学生時代も一生懸命遊んでしまったタイプです。
そんな僕がなぜ今こうして経営者の方々の前で立たせていただいているのかというと、きっとこれからお話させていただく今日のテーマにリンクしているのだと思います。

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2.Win as  a  Team.  〜楽しいワクワクカンパニーの創り方〜

来年弊社は10周年を迎えます。
2002年に独立をし、長久手にウエディングに特化したフレンチのレストランをオープンしました。名古屋に一番近いリゾートスタイルの一軒家貸切りタイプのウエディングを提案し、当初長久手にはそのような施設が無く、オープン1年目から目標数字をクリアーすることが出来ました。その後、大成建設の子会社である栄のプリシードホテルからのオファーがあり、当初年間30組の結婚式をリノベーションし、オープン1年で150組、目標を遥かに超える数字を残しました。


当時はスタッフも少なく、朝6時に出勤し、ホテルの朝食、ランチ、ディナー、宴会、会議、婚礼と1日18時間、ほとんど休みも無く働いていました。
その後、仲間が増え、しっかりと育成でき、現状のクオリティーを保ちながら、名古屋ブルーノートのプロデュースや、昨年満身創痍でオープンした名古屋駅前のオペラも年間160組を獲得することが出来ました。


現在のスタッフ数は48名、直営店3店舗アライアンス1店舗、婚礼一組平均単価は320万円、グループ婚礼件数は400組、年商12.5億の会社であります。
私は年商12.5億の会社の代表でありますが、私自身は学がある訳でもなく、独立する時にお金が沢山あった訳でもありません。
ですから・・・藤巻は何かを持ってると言われ続けて来ましたが、今日何を持っているのかがわかりました。それは・・・

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3.仲間です!

それは・・・仲間です!
本当に僕が唯一自慢できることは、素敵な仲間が沢山いることです。仲間同士やお客様に対し、素直に、正しい事を正しく、どうやったらもっと喜んでもらえるのだろうって本気で考え、努力を惜しまず、一生懸命汗をかくことのできる熱い仲間が僕の財産なんです。
ですから、僕の一番の仕事は、会社のファンをつくること。
仲間とお客様がもっともっと幸せになってもらう環境を創ることなんです。

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4.「幸せ=時間×報酬×情」

幸せの定義は人それぞれ違うと思いますが、僕と弊社の考える幸せは「幸せ=時間×報酬×情」幸せは独り占めすれば短命。幸せをみんなで分ち合えば永遠。
幸せ = やりがいのある仕事の時間や家族と過ごすかけがえのない時間や友達と遊ぶ大切な時間、× 頑張ったら頑張った分評価されるお給与、家族や大切な人を守るお給与、 同級生・同業者に負けないお給与 × 愛情、友情…と、考えております。
この幸せを独り占めすれば短期間で終わってしまう。し、まったく面白くない。
この幸せをスタッフに与え続けることが出来れば、強い永遠継続企業になり面白い新しい可能性が無限大に広がります。
ロジックを組めば、お客様の満足度をあげるには、そこで働く従業員の満足度をあげなければならないということがわかります。その考え方がプラスのスパイラルになっていくのだと考えます。


弊社は株主が私一人ですので、上場企業のような株主への利益配当還元もありませんし、競合他社のような店舗展開の圧迫よる利益追求第一主義もありません。お客様の満足度を高めるためにも、従業員の満足度を第一に考え、人材育成開発費に注力しております。
華やかなイメージとやりがいのある仕事からか、新卒入社希望者は毎年300名以上の応募がありますが、弊社には婚礼サービスやアテンドなどの業務に従事しているエクイップ(アルバイト=フランス語で仲間)が大活躍をしてくれていて、学生は会社を理解し「この会社に入りたい」、逆に会社側は学生の将来性を見込めるなど、相思相愛になりやすく、すでに人材育成のベースができている即戦力として大活躍をしているスタッフも大勢います。
狭き門だからこそ、よく働きよく遊ぶ会社、憧れられる会社、誇らしい会社、を目指します。

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5.明確なビジョンと具体的なベクトルを示す事。  目標に数字を入れる事。

チームを勝たせるためにリーダーが大切にする事は明確なビジョンと具体的なベクトルを示す事。目標に数字を入れる事。
ビジョンとは、なりたい姿、理想です。
ベクトルとは、ビジョンへの向かい方です。
よく組織論を大海原の航海に例えますが、乗組員である会社のスタッフが一人一人違うビジョンを持っていたらもちろん目的地に着く訳がありませんし、違うベクトルでオールをこいでいたらとんでもない方向に進んでしまいます。
最短で目的地に着くためには、船頭が目的地と方向性を示さなければなりません。スタッフが共通のビジョンを叶えるために、こういうベクトルで進もうと示すのがリーダーだと思います。
航海の途中、乗組員は燃料や食料を補充するために、またよく頑張ったご褒美に休憩をとるために、リーダーは後ろを振り返り今までの形跡を確認するために(反省)、今現在の位置を確認するために島に立ち寄ります(現状把握と改善対策)。これが目標です。
ビジョンという夢や理想に近づくために、ベクトル上の目標に数字を入れて、一歩一歩、歩んでいく。そしてまた新しい目標を設定し、一歩一歩、歩んでいくのです。

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6.勇気を持って任せる事。(任される喜びと苦労を体験させる)

弊社では部門長に、人・予算・クレームという会社が一番大切にしている財産を託しております。
創業時の過去の栄光にしがみつかず、お客様の本当のニーズを把握している現場スタッフに勇気を持って任せ、自由と責任を体感させる。
任せっぱなしにしないで、しっかり見てあげ、本気で褒めて本気で叱る。
背中と口で語ることが大切だと思います。


よく「今の若い子は・・・」という言葉を聞きますが、僕は大嫌いです。
僕自身、社会人一年生の時には、破天荒な変わったヤツが入社して来たと言われていました。体育会系の上下関係に厳しい会社でしたので、本気でみっちり鍛えられました。当時は「めんどくせー」と思っていましたが、今になって有り難みをひしひしと感じております。


先日NHKの特番で「現代の若者」という番組をやっていました。
現代の若者のほとんどが、日本と会社を信頼していないそうです。
でも、その背景には、彼らが幼少期にバブルがはじけ、お父さんがリストラにあったり、友達のお父さんが事業を失敗し自殺をしてしまったり、など多感な時期にとても辛い経験をしています。
そんな彼らの趣味は貯金だそうです。高級車も欲しがりませんし、高額なブランド志向もありません。
彼らは他人に影響されないマイワールドを持っていて、自分にとって価値のあるものを大切に、こだわりのマイブランドを好み、安定志向でほわっとした幸せを求めています。
そして、彼らの特徴は社会貢献・ボランティアに非常に興味を持っているんです。
面白いデータがあるのですが、旅行会社の夏商品で一番売れているのは、カンボジアボランティアツァーなんだそうです。しかも海外旅行を初めてする学生の参加が圧倒的に多いそうです。誰かのために何か役に立ちたいというボランティア精神に溢れているのです。
もう一つ、ボルビックというフランスの水があるCMをきっかけに前年対比300%という数字をたたき出しました。1L for 10L です。
見覚えのある方も少なくないと思いますが、先進国で1Lのボルビックを購入すると発展途上国で10Lの水を寄付できる仕組みです。
色々とのどを潤す水がある中で、このストーリーに共感した若者がこぞって購入し、売上を飛躍的に伸ばす事が出来たのです。


そんな心優しい彼らが、これからの日本と僕たちの会社の重責を担って行く大切な人財のです。彼らはよくよく接すると人の痛みのわかるなかなかの面白い人材なんです。
本気で関心をもって接し、まずは認めて褒めて、叱られていることに慣れていない彼らに、本気で愛情をもって叱ってあげることが大切だと思います。


彼らの育成のポイントは、
なんで?という理由を意味付けして納得させる根気強さです。
受け継がれる伝統や無くならないものには、必要とされる理由があるのです。

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7.Table For Two

弊社もTable For Twoというボランティア活動に参加しております。
賄い費用の半額をスタッフに負担してもらい、その負担した費用の一部を恵まれない国に寄付をすることで、スタッフの積極的なボランティア活動に参加させてもらっております。

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8.商い(=飽きない)仕掛け

従業員一人ひとりが、本気で会社を考える経営者であれば、こんなに心強いことはありません。
弊社では全スタッフが集まる月に1回の全体会議で、店舗毎に月次決算を報告し、ガラス張りの会計にしております。「先月はあんなに忙しかったから、こんなに売上があったんだ。決算賞与が楽しみだな〜。もっと頑張ろう!」とか、「先月売上少なかったから、無駄なところを見つけて抑えよう。こんなに水道光熱費を使ってたんだ〜」とか、現場がリアルな数字を見る事で、数字に興味を持ち、素直な反省と自主的な改善がなされ成長して行きます。

経営者と経理担当者だけが、会社の数字を把握しても、数字を産み出す現場が数字を把握しなければ、達成感も危機感も生まれません。

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9.事件は会議室で起っているんじゃない。現場で起ってるんだ!

従業員のモチベーション向上・情報共有(J−motto 情報共有システムの紹介で優れたソフトウエアで予約管理、予定管理、などに有効)を目的にした会議は、ひと月に幹部会、部門長会議、部門会議、リーダーミーティング、店舗会議、全体会議があります。

マニュアルやルールを作成するとワクにハマったマニュアル的なサービスしか出来なくなります。それぞれのお客様への対応力向上とスタッフの考える力やスピード力向上のために、極力マニュアルやルールは作成しておりません。
しかし、会議に望む時には厳格なルールがあります。

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One for All  All for One ひとりはみんなのためにみんなはひとりのために
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